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武田クリニックメールマガジン 第175号

2010.11.30

守田医師より

今年もいよいよ師走となります。これから冬本番になり、空気が乾燥してくると風邪やインフルエンザなどが流行しやすくなってきます。睡眠をたくさんとって、規則正しい生活と手洗いうがいを心がけていただきたいと思います。

さて、今回は新しい注射剤、「ビクトーザ」についてご紹介します。糖尿病の治療で注射剤というと、インスリン療法を思い浮かべられる方も多いかと思います。新しい注射剤ビクトーザは、消化管ホルモンのひとつであるGLP-1を製剤化したものです。インスリンとは違う機序で血糖を降下させる作用をもつ薬剤で、インスリンとは異なり、血糖が高くなったときにだけ血糖降下作用を発揮するため、単剤使用では低血糖のリスクが低い特徴があります。それだけではなく、インスリンを分泌させるβ細胞を増殖させてインスリンを分泌する機能を温存する、食欲を抑制するなどの作用を併せもっています。

糖尿病に罹患して、あまり期間が経っていないインスリン分泌能が十分に残っている患者さんに対して使用することで、糖尿病の進展を抑制する可能性が期待されております。唯一、注射剤であることが欠点ではありますが、担当医師から提案があった場合にはぜひご検討してみてください。
(*注:2型糖尿病の方のみが対象となり、1型の方は対象となりません)

臨床検査技師 牧野より

早いもので、2010年も残り1ケ月になってしまいました。
寒い日が続きますが、皆さん体調はいかがでしょうか。

今年は約10年ぶりに、人間ドックを受けに行ってきました。結果は概ね良好でしたが、若い時より数値が上がってしまった項目はコレステロール値と中性脂肪、ヘモグロビンA1c値でした。ヘモグロビンA1c値の上昇は、年齢と共に筋肉が減ってきて血糖値が下がりにくくなっていることが原因でしょう。

日頃から体を動かしたり、食事に気をつけてこれからも健康でいられるように心がけたいと思います。


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