武田クリニックメールマガジン 第241号
2013.08.30
看護師 三谷より
先日、子供が熱を出し病院に行って、近くの調剤薬局に薬をもらいに行った時のことです。
薬剤師さんが別の患者さんに話している会話がこちらまで聞こえてきました。
「低血糖は大丈夫ですか?調子が悪い時は低血糖になりやすいので注意してください。」
いやいや、ちょっと待ってください!
体調の悪い時は、体がストレス状態となっていて、血糖値を上げるホルモンが出てきます。
よって、体調の悪い時は高血糖になりやすくなるのに・・・と思いましたが、さすがにそこで訂正もできず・・・
体調をくずし食事があまりとれないからとインスリンを中断し、ケトアシドーシス(著しい高血糖とケトン体の増加によって血液が酸性化すること。昏睡などの意識障害を起こすこともある)となってしまった患者さんを何人かみてきました。
体調が悪く食事がとれるかどうかわからない時は、実際に食べた食事量をみてインスリン量を調節して、食後打ちにしたりする方法もあります。
体調が悪い時は早めに受診して主治医とインスリン量や内服方法を確認し、自己判断でインスリンを中止しないようにしましょう。
こまめに血糖測定を行い、あきらかな異常や気になる点があれば早めに主治医と相談するようにしましょう。
体調が悪い時は高血糖になりやすいということをぜひ覚えておいてくださいね。
管理栄養士 天野より
はじめまして。8月よりスタッフの一員とさせていただきました。
武田クリニックは、栄養士の仲間内で糖尿病専門医院として知名度が高く、職務をこなせるか不安があります。
スタッフの方からご指導をいただき頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。