武田クリニックメールマガジン 第355号
2018.05.30
看護師 相原より
5月も後半になり半袖で過ごせる日も増えてきましたね。
タンスの中も除々に夏仕様になり過ごしやすい季節になってきたので、
ゴールデンウィークで鈍った身体を立て直そうと思い、
先日購入した活動量計を身につけて自分の活動量が分かるようにしています。
休日はなるべく外に出るようにして10000歩目安で頑張っていますが、
平日は通勤も含めて5000歩ほどです。
みなさんの一日の活動量はどのくらいでしょうか。
食事療法とともに糖尿病治療の柱とされる運動療法。
運動することでインスリンが効きやすい体質になる、血圧が下がる、
中性脂肪が減るなどの効果を期待できるとされています。
また、10000歩以上を目標にウォーキングを続けると動脈硬化の予防にもなるそうです。
反対に、5000歩以下では動脈硬化の進行を促すことになり
脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクも高くなるといわれています。
一日10000歩と聞くと続けるのは難しいと感じる方もいるかもしれませんが、
極端に歩かない場合を除き、運動を習慣として行っていない人の
一日の歩数の平均は6000~7000歩です。
10分のウォーキングを行えば平均的に1000歩増やせるといわれているので、
いつもより30分多く歩けば一日10000歩もあっという間かもしれませんね。
エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、
一つ前の駅やバス停で降りて歩くといった日常生活での工夫から始めてみてください。
運動は食後30分から1時間が効果的とされています。
2型糖尿病の人は、食後に10分間のウォーキングをすることで
食後の血糖値の上昇を抑えられる効果もあります。
運動制限のある方、合併症や他のご病気をお持ちの方は無理をせず、事前に相談をお願いします。
もうすぐ夏です。体調を整えていきましょう!
管理栄養士 黒田より
だんだん気温が上昇し、暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
私は先日、「食後過血糖を防ぐ食べ方」についての勉強会に参加してきました。
昔から言われている三角食べよりも、まずは、おかずの3分の2と野菜から食べ、
最後に主食を食べることで食後の血糖値の上昇を抑えられる傾向にあるそうです。
また、油は高カロリーだから使わないという方も多くいらっしゃると思いますが、
適量の油(1日約大さじ1杯)を身体に入れることで血糖値の上昇を抑えられるともいわれています。
そのため、炭水化物のみの食事ではなく、しっかりと主食主菜副菜の揃った食事ができることが望ましいですね。
まだまだ暑い日が続きますが、食事・水分をしっかり摂って過ごしましょう!