武田クリニックメールマガジン 第96号
2007.08.11
上原医師より
早いものでもう8月。暑さも厳しいですが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
熱中症のニュースも散見され、水分はしっかりとるなど、体調管理にお気を付け下さい。
さて、農林水産省のホームページにある「食事バランスガイド」はもう試されましたでしょうか?料理ごとの量が一律なので、カロリー計算に関しては個々で差が出てしまう懸念はあるものの、食事のバランスチェックという目的では、一応の目安になりそうです。最近では同じような視点で、「ダイエットプレート」というものがあり、炭水化物食品、蛋白質食品、チーズ、ソースなどを区分してお皿に食材の絵柄が入っていて、この区分を守って盛りつけすれば理想的な食事を実践しやすい手法です。
いずれも、食材の仲間の誤解からくる食事の偏りなど、自分としては問題にしていなかった部分が目に見えるので、手軽な食事の再確認には良いかもしれません。 自分なりにバランスよく食べているつもりでも、意外な落とし穴が見つかったりしますので、まだという方は一度お試しされてみてはいかがでしょうか。これから訪れる「食欲の秋」に負けないよう、今のうちに食事を見直すのもよいかもしれませんね。
(*^~^*)ゝ
臨床検査技師 長谷川より
糖尿病の検査の「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」についてです。糖尿病で毎月かかられている方はよくご存知かと思います。赤血球に含まれる色素成分のヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶ働きをしています。
このヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結合し、糖化ヘモグロビンが形成されます。これがどれくらいの割合で血液中にあるのかを調べる検査です。糖化ヘモグロビンは、一度できると壊れることがないため、赤血球の寿命(約120日)が来るまでは血液中に残るので、過去1~2ヶ月間の血糖コントロールの状態を知ることができます。
HbA1cで、血糖コントロール状況を把握することは非常に大切です。
よりよい血糖コントロールをめざしましょう。