武田クリニックメールマガジン 第49号
2005.08.13
上原医師より
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて今回は、白衣高血圧と仮面高血圧についてお話いたしましょう。最近は普通の電気屋さんでも自動血圧計が売られており、家庭血圧を測られる方が増えてきました。普段、家庭で血圧測定すると正常なのに、病院で測定するといつも血圧が高い数値を示すことを“白衣高血圧”といいます。この場合は緊張している影響なので、問題になることは少ないです。しかし逆に、昼間に病院で血圧を測ると正常なのに、家庭血圧で見ると高血圧であるという場合は、“仮面高血圧”といって脳卒中や心筋梗塞などになる危険性が高いとの報告もあり、注意が必要になります。病院での血圧以上に、家庭での血圧も大変重要なのです。
管理栄養士 三簾より
肥満は夜つくられる!?夜になると、生体リズムが昼間の「活動モード」から「休息モード」に変わり、副交感神経が優位となるため、消費エネルギーが減り、夜に食べたものは脂肪となって、体に蓄積しやすくなります。夜遅くに脂肪の多い食事・早食い・ドカ食いをすると肥満に直結します。また、胃もたれ・不眠・翌朝の食欲低下にもつながります。朝食・昼食はしっかり食べ、夕食は「腹八分」がやはり良いようです。また、夕食後、口寂しくなりつい何か摘んでしまうという方、要注意です!食べたいという衝動は5分で消えると言われています。歯を磨いたり、お風呂に入ったりと気分を変えて、夜食を防止しましょう。