武田クリニックメールマガジン 第343号
2017.11.30
医師 田尻より
11月より第2・4水曜の午前と、第1・2・5金曜の午後の診療を担当させていただく、
田尻さくら子と申します。
専門は呼吸器内科で気管支喘息、肺気腫、気管支拡張症などのほか、
アレルギーも専門としております。
咳、痰、労作時呼吸困難などの症状がありましたらご相談いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
看護師 相原より
朝夕の寒さが身にしみる季節になってきましたね。
風邪の患者様も増えてきている印象です。
皆様インフルエンザの予防接種はされていますか?
高齢者や糖尿病などの基礎疾患を持つ人には、予防接種が推奨されています。
糖尿病の人は血糖コントロールがよくない状態が続くと、インフルエンザなどの感染症に対する身体の免疫機能が低下し、病気にかかりやすい状態になります。
また、インフルエンザを発症すると多くの人が1週間程度で回復しますが、なかには肺炎や脳炎など重い合併症が現れ入院治療が必要な人もいます。
特に高齢者、基礎疾患のある人は重症化しやすいので注意が必要です。
シックデイという言葉はご存知ですか?
シックデイとは、発熱、下痢、嘔吐をきたし食欲不振のために、食事がとれない状態のことをいいます。
病気というストレスがあると様々なホルモンが分泌されて血糖値が上昇します。
また脱水も血糖上昇を助長させてしまいます。
このように体調が悪い時は経口薬の服用やインスリン注射を、自身の判断で中止するのは危険です。
安静、保温はもちろん、水分1L/日以上、こまめな自己血糖測定(3~4時間毎)が大切になります。
経口薬の種類や使用しているインスリン製剤で対応が異なりますので、
自己判断せず、必ず主治医へ相談してくださいね。