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武田クリニックメールマガジン 第311号

2016.07.30

管理栄養士 大田より

梅雨も明け寝苦しい日が続いていますがいかがお過ごしですか?
この時期怖いのは熱中症です。糖尿病の人は熱中症になりやすいとご存じでしたか?
プリントを掲示したり、受付に置いておいたので目にして頂けると嬉しいのですが・・・

暑い日に出したときだけでなく湿度が高い日も、室内でも熱中症の危険があります。
エアコンの風が嫌いでエアコンはつけません、という声を耳にしますが、昔に比べて最高気温も上がってきますし無理は禁物です。

さてこの時期皆さんに覚えておいていただきたいキーワードは「ペットボトル症候群」です。
糖尿病の方がスポーツドリンクや炭酸飲料などの清涼飲料水から水分補給していると、糖質が過剰になり高血糖状態が続いてしまいます。

経験ある方もいらしゃるかもしれませんが、高血糖状態では喉が渇きます。
そこでさらに甘い飲み物で水分補給・・・なんて事をしたら倦怠感・吐き気・腹痛、最悪意識障害で救急搬送というのも珍しくありません。
「熱中対策にスポーツドリンク飲んでます!」とお話していただくのですが、基本的にスポーツドリンクは高校球児の様な汗をかく方以外必要ありません。

室内でしか活動しない方にはまず水か麦茶。ちょっと汗をかいたり外出するときはカロリー0のスポーツドリンク。
自販機・コンビニではあまり見かけないのでスーパーでまとめて買っておいておくと便利かもしれません。
診察室の前に各スポーツドリンクの糖分量と塩分量を掲示してあるので、来院されたらチェックしてみて下さいね。

最後になりましたが、栄養指導をしていると私には想像できない様な炎天下の中お仕事されている方が数多くいらっしゃいます。
そういった方は経験則で熱中症に対する方法が確立されていますよね。
カロリー0にしていただくのは血糖コントロールに有効ですが、炎天下の中お仕事しないといけない方はご自分なりの対策法で構いません。
熱中症にくれぐれも注意してお仕事頑張って下さいね。


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