武田クリニックメールマガジン 第280号
2015.04.15
武田院長より
クリニック2階の研修センターが完成し、3月から糖尿病勉強会を開催しております。
キッチンも完成し、実践食事指導を実施しております。
5月からは運動療法の指導もスタートする予定で準備中です。
皆さま、ふるってご参加ください。
看護師 石井より
糖尿病の治療の基本は食事と運動です。
それでも血糖が下がらない場合に、内服薬やインスリン療法などの薬物療法が追加されます。
今回はインスリン治療をしている方に向け、
インスリン注射管理の注意点についてお伝えしたいと思います。
インスリンの治療でまず大切な事は、
・自分の使用している注射の名前を知っている。
・注射の効果・作用時間がわかる。
・自分が打っている注射の単位がわかる。という事です。
また、インスリンの保管方法も大切です。
・インスリンの使用期限は切れていないか。(使用期限はペンに記載)
・40℃以上のところには置かない。(夏場の車中も注意)
・凍るような冷たいところに置かない。
・未開封のものは冷蔵庫のドアポケットなど保管。
また、インスリンの中に空気が溜まったり、血液が混入したり、
ゴム栓が膨らんでいたりしていないかチェックしましょう。
・空気が溜まらないように、注射の前に空打2単位をする。
・血液混入を防ぐため、注入ボタンは押したまま針を皮膚から抜く。
・ゴム栓が膨らんでしまった場合は新しいものへ交換する。
最後に、同じ部位ばかりに注射をしていませんか。同じ部位に注射を打ち続けると皮膚が固くなり、インスリンの効果を下げてしまいます。
毎回3cm位ずらして注射をしてください。
ご不明な点があればスタッフに声をかけてください。